
リンガーハットは10日、2026年2月期の連結純利益が前期比27%増の12億円になる見通しだと発表した。従来予想から2億円上方修正した。主力の長崎ちゃんぽん店などが猛暑の中で「涼を求める」需要をつかみ、来店客数や売り上げが想定以上に伸びた。コメやキャベツなど原材料価格の高騰は収益を圧迫するが、増収効果で吸収する。
売上高は4%増の457億円、営業利益は17%増の19億円と、それぞれ2億円引き上げた。夏季限定商品「冷やしちゃんぽん」の販売時期を例年より早め、売れ行きは想定を上回った。これまで東日本と西日本で分けて展開していた季節限定メニューを相互に販売する施策も寄与するなど、販促効果による業績の押し上げを見込む。
年間配当は前期比1円増の13円とする方針だ。従来予想から1円引き上げた。
同日、28年度を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。同年度に売上高523億円、営業利益38億円を目指す。海外事業を成長の柱と位置付け、東南アジアを中心に長崎ちゃんぽん店の新規出店を増やす。
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