最終日を迎えた大阪・関西万博で行われた「フラッグパレード」=大阪市此花区で2025年10月13日午後4時44分、中川祐一撮影
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 大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」で開催された大阪・関西万博は13日、184日間の会期を終え、閉幕した。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、165の国・地域・国際機関が参加した。運営する日本国際博覧会協会(万博協会)によると、12日時点での一般の入場者数は速報値で約2529万人。2005年の愛知万博(愛・地球博)の2205万人は上回ったが、万博協会が当初、想定していた2820万人には届かなかった。

 最終日の13日には、参加国などがまとめた「大阪・関西万博宣言」が発表され、会場のシンボルの大屋根「リング」になぞらえ「多様でありながら、ひとつ」のメッセージを世界に発信したとアピールした。

 閉会式では、万博の名誉総裁を務める秋篠宮さまが「この度の博覧会を契機に、多くの人々が夢洲に集い、つながり、相互理解を深め、人類が直面している共通の課題への解決策を共に考える機会を得たことは非常に意義深い」と述べられた。

 開催地となった大阪府の吉村洋文知事もボランティアや関係者などに対して「ありがとう」を7回繰り返して謝意を示した後、「またいつの日か、ここ日本で万博をやりましょう。ありがとう」と呼びかけた。

 次回の万博は30年10月1日~31年3月31日、サウジアラビアの首都リヤドで開かれる。【岡崎英遠】

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