
ドトール・日レスホールディングスが14日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比7%減の39億円だった。コーヒー豆や乳製品、コメなどの原材料価格の高騰や、人件費上昇などが利益を圧迫した。カフェ事業で高価格帯商品を投入して客単価の上昇を図ったものの補いきれなかった。
営業利益は7%減の53億円。売上高営業利益率は6.7%(前年同期は7.6%)に悪化した。日本レストランシステムの「星乃珈琲店」などで人件費が上昇し、日レス事業の営業利益は12%減った。「ドトールコーヒーショップ」事業は季節限定のサンドイッチなど高価格帯商品を投入して客単価が上昇し、微増益を確保した。
売上高は6%増の797億円だった。ドリップコーヒーなどを小売店に販売する卸売事業では顧客数が増えたことで266億円と6%増えた。
26年2月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比4%増の1545億円、純利益は4%増の71億円を見込む。原材料の仕入れコストや人件費の上昇を増収効果で吸収し、増益を確保する計画だ。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。