居酒屋「磯丸水産」などのクリエイト・レストランツ・ホールディングス（HD）が14日発表した2025年3〜8月期連結決算（国際会計基準）は、純利益が前年同期比微増の31億円だった。ラーメン店など専門店業態が好調だった。メニューの価格改定で単価を上げるなどの施策も実施し、コメなどの原材料高騰の影響を吸収した。
売上高にあたる売上収益は9%増の832億円、営業利益は2%増の49億円。商業施設内の店舗では猛暑の影響で来店客数が増えた。前期に買収したラーメン店「えびそば一幻」の運営会社や米国のベーカリーレストラン事業も寄与した。
同日、ラーメン事業を担うグループ会社3社の合併を発表した。会社名はクリエイト・ヌードルズ（東京・品川）。社長は一幻フードカンパニー（札幌市）社長の中澤祐介氏が務める。合計店舗数は41店舗。人材の流動性を高めるほか製造拠点の集約で効率化を図る。
26年2月期予想は据え置いた。売上収益は前期比6%増の1650億円、純利益は4%増の58億円を見込む。
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