JSRは15日、バイオプロセス材料事業を独メルクに売却すると発表した。同事業は免疫が誤って自分の体を攻撃する自己免疫疾患やがん、感染症の治療に使うバイオ医薬品の製造に必要な材料を手掛ける。2026年6月末までに売却を完了する予定。

同事業の売上収益は24年3月期に前の期比約6割減の19億円、営業利益も減少していた。JSRは成長領域である半導体材料分野に集中するかたちで事業再編を進めている。

【関連記事】

  • ・JSR、3Dプリンター子会社を米社日本法人に売却 半導体材料集中
  • ・JSR、米ラムリサーチと相互にライセンス供与 先端の半導体材料開発
BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。