ピッチバトル大賞を受賞したサグリの坪井CEO(16日、大阪市)

EY新日本監査法人は16日、優れた起業家を表彰する「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2025ジャパン」のイベントを大阪市で開き、創業から年数の浅いスタートアップ4社が事業モデルを競うピッチバトルでは、衛星データを用いて農地の状況を可視化するサービスを手掛けるサグリ(兵庫県丹波市)が大賞を受賞した。

サグリは土壌の状態を分析して最適な肥料の量を計算することで、肥料を通じて発生する温暖化ガスを減らせる。坪井俊輔・最高経営責任者(CEO)は受賞後のスピーチで「(社会課題の解決を目指す)インパクトスタートアップのモデルケースになりたい」と話した。

「歯を生やす薬」を開発するトレジェムバイオファーマ(京都市)の喜早ほのか社長らもピッチバトルに参加した。

EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは毎年実施し、世界中から優れた起業家を選出する。12月に日本代表の起業家を決める全国大会を実施予定で、関西地区の代表には全国大会に進出する関西地区の代表にJCRファーマの芦田信会長兼社長を選出した。

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