JTAは那覇空港を主な拠点にしている(3月、那覇空港)

日本航空(JAL)グループの日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市)は那覇空港と台湾・台北を結ぶ定期便を2026年2月に就航する。国際線では同社初の定期路線となる。1日1往復、計2便を運航する。

JTAは14年に同区間をチャーター便で初運航し、23年度から24年度にかけて本数を増やしてきた。24年度は計20便を運航した。県内離島や国内への路線拡大が一段落し、念願の本格的な海外進出を実現した。

沖縄県を訪れるインバウンド(訪日外国人)は24年度に229万人と前年度から8割増えた。うち4割の88万人を台湾が占める。那覇から台北への飛行時間はおよそ1時間半と、東京や大阪よりも近い。アクセスの良さを生かして観光需要を取り込む。

那覇空港を発着する台北便は多くが海外の航空会社で、国内企業は現在ピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)のみだという。県内や国内から台湾への観光利用も期待する。

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