
松屋は17日、銀座店の開店100周年を記念した新企画を発表した。10月29日〜11月11日を「松縁祭」期間とし、閉店後の銀座店での事前抽選制のお化け屋敷企画や銀座店をめぐるツアーなどを実施する。春の記念企画で好評だった、銀座の名店がコラボしたコッペパンの新作も販売する。
目玉企画「閉店後のお化け屋敷ミッション」は、お化けの呪いで封じられた守り神を救出するため閉店後の銀座店を探検するというテーマ設定のプログラムだ。社員約60人がスタッフやお化け役で参加する。開催日は10月31日と11月1日で、オンラインで10月20日まで予約を受け付ける。参加費は1人2200円。すでに定員の10倍以上の応募があるという。
10月29日〜11月4日には、地下1階で銀座木村家など銀座の名店がコラボしたコッペパンを販売する。木村家と和光がコラボした「生チョコレートクリームコッペ」(1188円)など6商品を打ち出す。

このほか松屋に29年勤め、現在は同グループの東京ファッション専門学校校長の田代健氏が案内する銀座店ツアーも開催する。歴史あるスポットや、普段は立ち入れないエリアを巡る。一定額を買い上げた顧客に配る特別なトレーディングカードでの特典企画や、「未来の銀座」をテーマにした小学生の絵画展も開く。
銀座店は5月1日に開店100周年を迎えた。松屋では春から記念企画を実施しており、松縁祭は後半のメイン企画だ。17日の報道陣向け内覧会で、古屋毅彦社長は「前半のテーマが感謝なら後半は挑戦。百貨店として新しい取り組みができており、顧客層が広がると思う。街の集客装置として独自性のある存在でありたい」と語った。
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