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福岡県議会で交付されている「本章」。現在は18金が使用されている=2025年10月14日午後4時、福岡市、鳥尾祐太撮影

 金の価格高騰を受けて、福岡県議会は議員に交付する18金製の「本章」(議員バッジ)を金メッキ製に変更すると決めた。20金製の「略章」や「元議員き章」は廃止する。購入費用は約3千万円から約200万円に削減される見込み。

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左から「略章」、「本章」、「元議員き章」。手前は「九州ロゴマーク章」=2025年10月16日午後2時48分、福岡市博多区、鳥尾祐太撮影

 議員き章規程で、県議の身分を明らかにするため、在職中は議員バッジの着用が求められている。これまでは本章と略章のほか、ニッケル製の「九州ロゴマーク章」の3種類を用意。返却は不要で、改選ごとに新しいバッジを1人1個ずつ交付していた。また、退任時には「元議員き章」が配られていた。

 しかし2018年度に1個3万2400円だった本章の価格が、22年度には6万6千円に高騰。来年度はさらに数倍になると見込まれるため、今回の制度変更が14日の議会運営委員会で決まった。金メッキ製の本章は1個1万5千円程度だという。

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