
大分県日出町にあるサンリオの屋外型テーマパーク「ハーモニーランド」で19日、障害の有無にかかわらず誰もが楽しめるテーマパークをめざしたイベントが開かれた。
知的、聴覚、視覚の障害者と家族ら約40人を招待。事前ガイダンスで人気キャラクターによるパレードの内容を説明し、手話付きの動画や音声ガイドでパレードの様子を伝える端末も配布した。障害者を対象にした事前ガイダンスは初めてという。
イベントは、同ランドを運営するサンリオエンターテイメント(東京都多摩市)、障害者アーティストの作品を知的財産(IP)ビジネスとして事業化しているヘラルボニー(盛岡市)、障害者雇用を促進しているホンダ特例子会社のホンダ太陽(大分県日出町)が共催した。

トークセッションも開かれ、サンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長は「企業理念の『みんななかよく』を実現するため、誰もが楽しめるテーマパークにしていきたい」と話し、ヘラルボニーの松田崇弥・共同最高経営責任者(Co-CEO)は「カフェなどアートを超えた直接的な出会いができる場所づくりにも取り組んでいる」と語った。
ゲストで参加した佐藤樹一郎県知事は「車椅子などで入ることができるバリアフリーレストランや観光スポットを増やし、そうしたバリアフリーマップを整備していきたい」と話した。
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