
トヨタ自動車は18日、福島県白河市で開かれた県総合防災訓練に参加し、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」からテント内のエアコンに電力を供給する仕組みを紹介した。災害発生後に介護を必要とする高齢者らがテント内で過ごすことを想定する。
ミライからの給電でまず幅5メートル、奥行き6メートルのエアテントを膨らませた。さらにテント内のエアコンをはじめとする電気をまかなった。トヨタによるとミライは最大9キロワットの電源として利用可能で、家庭用冷暖房装置などは最長1週間ほど連続して使用できる。
ディーゼルエンジンを使った発電機に比べ騒音が少ないことから、テント内で就寝する場合にも利用しやすいという。訓練では障害者らに視察してもらう機会も設けた。
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