ロート製薬は20日、社員が最大で週4日休める制度を2026年度から導入すると発表した。正社員の6割にあたる一定の等級以上の社員が希望すれば、週休3日もしくは4日を選択できる。休日は副業や学び直し、社会活動などに充てられる。社員が得た知見や経験を会社に還元してもらい、組織の活性化につなげる。
新制度では勤務日数に応じて業務量や給与が調整される。福利厚生や評価制度は従来の週5日勤務の社員と同等に維持される。10月から応募を始めており、利用人数の制限は設けないという。
ロート製薬は柔軟な働き方に注力している。2016年に副業を解禁して以降、リスキリングのための休職制度や社内起業家支援制度などを導入してきた。今回の新制度は、副業経験のある社員を中心としたチームの提案に基づくものだという。
同日、10月からフレックスタイム制度のコアタイムを廃止したことも発表した。10時から15時に設定していたコアタイム以外での勤務が可能になった。育児や介護、学びなど目的に応じて、より多様な働き方を選べるようにする。
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