50周年記念誌を持つ関西を考える会の高沢範治代表

明治安田生命保険は社内組織「関西を考える会」の活動が50周年の節目を迎えたことを記念した冊子を発行した。同会は1976年に発足し、関西の歴史や文化に関わる様々なテーマを掘り下げた冊子を毎年発行している。これまで約1600人にのぼる有識者らが作成に協力しており、半世紀にわたる歩みを1冊にまとめた。

記念冊子は初年度のパネル展「大阪とゆかりの深い明治生命―適塾を中心に―」から、今春発行の冊子「関西浪漫紀行―関西の旅の魅力考―」まで、50年間の活動や冊子内容を各年の出来事などとともにダイジェストで振り返る。有識者と読者の声に加え、執筆で協力した有識者らの氏名も掲載し「感謝の気持ちを新たにし、今後も地域社会をつなぐ一助になりたい」(同会の代表を務める総務部の高沢範治審議役)という。

冊子はA4判88ページ。関西2府4県の図書館などに寄贈するほか、希望者に無料(送料除く)で郵送配布する。問い合わせは同会(電話06・6260・2513)まで。11月20日まで明治安田生命大阪御堂筋ビルのアトリウムで記念パネル展を開催している。

記念イベントでは桂米団治さん㊨らが登壇して会場をわかせた(17日、大阪市)

17日には50周年の記念イベントを米朝事務所などの協力を受けて大阪市内で開催した。冊子の執筆者ら約200人が出席。幕末から明治時代にかけて人気を博し、アニメ映画の原点になったともいわれる「錦影絵」の上演や、桂米団治さんの落語を楽しんだ。

イベントでは明治安田生命保険の永島英器社長が「会は大阪勤務の職員が自発的に地域に貢献できることはないかと始めた。地域社会を思うDNAは今に確実に伝わっている。これからも地域社会としっかり向き合っていきたい」とあいさつした。

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