宇宙スタートアップのispace(アイスペース)は21日、公募増資と第三者割当増資の払い込みが完了したと発表した。総額171億円を調達した。アイスペースは日米で月面着陸船を開発しており、2027年以降に計画する着陸船の打ち上げや開発費にあてる。

発行済み株式数は35%増える。第三者割当増資では栗田工業や高砂熱学工業などを引受先として約1837万株を発行し、公募増資では1922万株を発行する。アイスペースは「ミッション3」に約47億円、日本での開発を中心とし28年に打ち上げを予定する「ミッション4」に約94億円の資金を投入する。

同社はこれまで2回の月面着陸に挑戦していた。今後打ち上げる月面着陸船は月面輸送の本格的な事業化を目指し、機体が従来と比べて大型化する。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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