自工会軽自動車委員会で委員長を務めるスズキの鈴木俊宏社長(右から2人目。22日、東京都港区)

日本自動車工業会(自工会)は22日、「ジャパンモビリティショー2025」に合わせて開催する「軽トラ市」の詳細を公表した。軽トラックの荷台や車室で地域産品を販売する取り組みだ。11月8日に開催し、非常時の電気自動車(EV)の利活用を発信する。物販やキッチンカーなどの出店もある。

自工会の軽自動車委員会が主催する。モビリティショーの会場となる東京ビッグサイト(東京・江東)近くのシンボルプロムナード公園で開く。全国11の軽トラ市団体が計38店を出店する。自動車各社も出展し、利便性をアピールする。

2024年の能登半島地震で被災した石川県輪島市の復興に関連した出展もある。EVの理解を深める場として、非常時にEVを電源として使用できる「ビークル・ツー・ホーム(V2H)」の給電デモや輪島市の朝市組合とのリモートトークイベントを実施する。

委員長を務めるスズキの鈴木俊宏社長は軽トラ市について「商店街を活気づける取り組みとして始まった。地方再生のきっかけとなる魅力を発信していく」と意義を強調した。

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