ネスレ日本は22日、インターネットの自社通販サイトからの受注を一時停止したことを明らかにした。システム障害が発生したアスクルの子会社に配送業務を委託しており、出荷のめどが立たないためだという。
ネスレ日本によると、21日までに受注した注文の出荷・配送も遅れる見込み。商品を卸しているアマゾンでは通常通り購入できるという。ネスレ日本は「一刻も早くお届けできるよう、復旧に向けて最善の努力に努めたい」としている。
アスクルは19日、ランサムウェア(身代金ウイルス)に感染し、システム障害が発生したと発表。外部からサイバー攻撃を受けたとみられ、商品の発注や出荷を停止した。ネスレ日本以外でも、アスクル傘下の配送会社に配送業務を委託している良品計画やロフトでもネット販売サイトを停止するなど影響が広がっている。
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