
健康機器大手のタニタ(東京・板橋)は23日、東京都豊島区役所内に栄養バランスに配慮したメニューを取りそろえたレストラン「タニタ食堂本店」を開店する。店内には利用者向けの健康機器も設け、区と協力して「健康まちづくり」を推進する。
タニタ食堂は同社の社員食堂のコンセプトを忠実に再現したレストランとして、2012年に東京・丸の内に1号店をオープンした。同店は入居ビルの建て替えにともない3月に閉店していて、新店はその後継店舗と位置づける。
かみ応えや塩分量など多様な健康ニーズに配慮したメニューをそろえた。店内のカウンセリングスペースにはプロ仕様の体組成計や脚の筋力を測れる運動機能分析装置を設け、食堂に来た人が気軽に利用できるようにした。

店内では区民向けに健康イベントやセミナーを開く。タニタと豊島区は22日、健康まちづくり推進に関する連携協定を締結した。タニタの谷田千里社長は「健康まちづくりの拠点として、多世代の健康増進と地域の活性化に取り組む」と述べた。豊島区の高際みゆき区長は「幅広い年代層への健康づくりの発信拠点にしたい」と述べた。
【関連記事】
- ・タニタ、国分グループと冷凍弁当 健康ランチを職場に
- ・経産省ランチでヘルシー体験(写真でみる永田町)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。