
米物流施設大手プロロジスは22日、愛知県岡崎市が整備を進める「阿知和地区工業団地」に大型物流拠点を新設すると発表した。開発面積は約18万平方メートルで複数の棟を建設する。特定のテナントの要望に応じて設計するBTS型と、複数企業が入居するマルチテナント型の両方を想定する。
1棟目の着工は2028年の予定。同団地では進出企業の操業開始にあわせて東名高速道路に接続するスマートインターチェンジの開通が計画されており、プロロジスは交通の利便性を生かす考え。岡山、東京、新潟など広範囲に向けた物流拠点として活用できるという。同社は「三河地区最大の『物流ハブ』となる」と説明する。
施設は営業拠点など事務所やデータセンターとして使えるようにすることも検討する。同社は東海市でも物流施設を整備しており、27年に「プロロジスパーク東海1」が竣工する予定だ。愛知県内で相次いで開発を進める背景については「東西方向へのアクセスの良さを考慮した」としている。
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