WDIが運営するカプリチョーザ(東京都千代田区)

イタリア料理店「カプリチョーザ」などを運営するWDIは22日、2026年3月期の連結純利益が前期比78%減の2億円になる見通しだと発表した。従来予想から3億円、下振れる。厨房機器や空調設備など固定資産の回収可能価額を見直した結果、6億7300万円を減損損失として計上する。具体的な対象事業や背景は非公開としている。

営業利益は24%増の9億3000万円と、7000万円下方修正した。ハワイやグアムで展開するカプリチョーザや「ウルフギャング・ステーキハウス」で、物価高により来店客が落ち込んでいる。

国内事業が好調に推移していることから売上高は13億円上方修正して6%増の338億円とした。大阪や京都など観光地の「ハードロックカフェ」でインバウンド(訪日外国人)の客数が増えた。

【関連記事】

  • ・カプリチョーザのWDI、上場企業の株式売却益2億円 店舗投資に活用
  • ・WDI、ハードロックカフェを京都市に再出店 訪日客狙う

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。