中国系モバイルバッテリー大手のアンカー・ジャパンの製品で不具合が相次いでいる。リコール(回収・無償修理)範囲の拡大を受け、経済産業省は同社に対し、国内で販売する全製品を対象にした総点検を求めた。
同社は21日、2022年12月以降に販売したモバイルバッテリー41万台とリチウムイオン電池内蔵のスピーカー11万台のリコールを発表。製品から発火するなどの重大事故が41件あったと経産省に報告した。製造過程で異物が混入した可能性があるという。
今回のリコールとは別に、同社はこれまでにモバイルバッテリーを中心に約50万台のリコールを実施している。累計で約100万台の製品を回収する事態になった。
同社は「製造委託先の管理体制を見直し、製造時の品質やテスト基準の厳格化を進めている」と説明している。
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