「退職代行モームリ」のホームページ(画像の一部を加工しています)

 退職代行サービス「退職代行モームリ」を運営する「アルバトロス」が、弁護士法違反の疑いで警視庁に家宅捜索されました。退職代行サービスは近年利用が増えていますが、法律違反の可能性が指摘されていました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「退職代行『モームリ』家宅捜索」を解説します。

Q 退職代行サービスって聞いたよ。どんなサービスなの?

A 退職代行サービスは、本人に代わって勤務先に退職の意思や理由を伝えたり、貸与品の返却などの手続きを行ったりするサービスです。

Q どうして警察が家宅捜索したの?

A アルバトロスが弁護士資格がないのに、退職希望者と勤務先との間で生じる法的な交渉を弁護士事務所に報酬目的であっせんした疑いが持たれているからです。

Q 法律に違反するかも、という指摘はあったの。

A 東京弁護士会は「非弁行為を含む可能性がある」と注意を呼び掛けていました。

Q 弁護士事務所はどうなったの。

A 警視庁は、アルバトロスの顧問弁護士が所属する東京都内の弁護士事務所2法人も家宅捜索しました。事務所側には、紹介を受けた弁護士法違反の疑いがあるそうです。

Q 会社や弁護士事務所はなんて言っているの?

A アルバトロスは22日夜までに、毎日新聞の取材に回答していません。家宅捜索を受けた弁護士事務所の一つは「担当者がいないので(取材があったことは)伝えておく」と話しています。

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