タイヤ大手のブリヂストンは23日、森田泰博副社長(52)が来年1月1日付でグローバル最高経営責任者(CEO)に昇格すると発表した。石橋秀一グローバルCEO(71)は退任し、来年3月予定の株主総会で取締役も退く。創業家を除くと歴代で最も若いトップとなる。

 森田氏はアジアや欧州を中心に、7カ国に計22年弱駐在するなど、「歴代トップで最も長い海外経験」(石橋氏)が強みだという。タイヤ業界で世界首位だった同社だが、近年は仏ミシュランに抜かれて世界2位となっている。23日の記者会見で森田氏は「2031年の創立100周年を世界ナンバーワンで迎えたい。強い思いと覚悟を持ってここに立っている」と意気込んだ。

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