TISが協業するクォンタムメッシュが開発したサーバー液浸冷却システム

システム構築のTISは、サーバーを液体に浸して冷やす「液浸冷却システム」を手掛けるスタートアップのQuantum Mesh（クォンタムメッシュ、東京・中央）と協業すると発表した。2026年夏ごろから、両社のデータセンター（DC）を組み合わせた人工知能（AI）基盤サービスの提供を始める計画だ。

TISは、大企業向けシステムで多くの開発・運用実績と国内最大級のDC網を持つ。クォンタムメッシュは、データのローカル処理に特化した「分散型エッジデータセンター」や液浸冷却システムの技術力を持つ。AI時代におけるDCの高負荷化と電力コスト高騰に対応するため、両社の強みを生かした取り組みを進める。

AI活用サービスを展開する企業や社内でのAI活用を検討する企業などに向けて、事業展開や業務効率化を支援するAI基盤サービスの提供を目指す。企業ごとの用途に応じて、TISのDCとのクォンタムメッシュの分散型DCを組み合わせて活用できる体制を構築する。

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