
ソフトバンクは24日、韓国サムスン電子と携帯通信網に人工知能(AI)技術を活用する共同研究に乗り出すと発表した。携帯基地局とAI基盤を融合した「AI-RAN(ラン)」を生かす技術を研究する。次世代通信規格「6G」の実用化も含めた4つの研究分野を候補に挙げる。
両社で通信とAIの融合を進め、通信ネットワークの効率化や新たな市場の創出を目指す。期限は設けていない。研究成果の商用化でも協力する可能性がある。
AIを活用して通信の品質や速度を改善する技術や、AIの計算と通信の処理を同じハードウエア基盤で効率よく進める仕組みを研究する。6Gでは両社が技術や知見を持ち寄り、適した周波数帯を使った通信試験を実施し最適な用途を探る。
ソフトバンクは「AI-RAN」を2026年以降に国内外の通信事業者へ提供する構想を持つ。24年には実用化を目指す業界団体を設立しており、サムスンや米マイクロソフトなどが参加している。
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