
イタリアの高級スポーツカーメーカー、ランボルギーニは24日、限定モデルのプラグインハイブリッド車(PHV)「Fenomeno(フェノメノ)」をアジアで初公開した。世界限定29台ですでにオーナーは決まっている。アジア地域の中で重要市場と位置づける日本で披露した。
有明アーバンスポーツパーク(東京・江東)で開いた「Lamborghini DAY Japan 2025」で披露した。同イベントは9回目の開催で、多くのファンやオーナーが集まった。23年に発表したランボルギーニ初のPHV「Revuelto(レヴエルト)」の特別仕様車も展示した。日本の国旗カラーを想起させるデザインで、特注でつくられた1台だ。
フェノメノは8月に米国で初めて公開された。最高速度は時速350キロメートル。V型12気筒エンジンに3基の電気モーターを組み合わせた。停止状態から時速100キロメートルまでにかかる時間は2.4秒という。

日本自動車輸入組合(JAIA)によると、25年4〜9月のランボルギーニの国内販売台数は前年同期比36%増の524台で過去最高だった。ステファン・ヴィンケルマン最高経営責任者(CEO)は「日本は需要市場の一つだ。限定モデルを披露できたことをうれしく思う」と話した。
ランボルギーニは「コル・タウリ(Cor Tauri)」という電動化戦略を掲げており、まずはPHVのラインアップを増やしている。30年ごろには同社初となる電気自動車(EV)「Lanzador(ランザドール)」を発売する予定だ。
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