
長野県は本庁舎や合同庁舎、単独の現地機関などで窓口と電話の受付時間を短縮する。午前8時30分〜午後5時15分の受付時間を、午前9時〜午後4時30分に変更する。県職員の間では窓口開閉の作業を勤務時間外にしている場合が多く、業務環境の改善を狙う。11月25日〜2026年3月末までを試行期間とし、来庁者や職員へのアンケート結果も加味して26年4月からの本導入を目指す。
県総務部の担当者は「市町村レベルでは実施事例があるものの、都道府県レベルでは滋賀県での窓口の受付時間短縮くらいでは」と話し、窓口と電話の受付時間を統一的に短縮する取り組みは全国初という。警察本部や児童相談所、県立学校などではこれまで通りの対応時間とする。図書館、美術館なども対象から除く。
県民向けの利便性向上も同時に進める。11月25日からは聴覚障害のある人などが手話通訳オペレーターを介して、県の各課と通話できるサービスを始める。本庁と10の合同庁舎、2カ所の保健福祉事務所で導入する。同日から県の相談窓口一覧のホームページを刷新するほか、中長期で行政手続きのオンライン対応も拡大する。
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