ホームセンター大手カインズは24日、DIY用品のネット通販の大都(大阪市)を100%子会社化すると発表した。21日付で基本合意しており、11月下旬にも株式譲渡契約を結ぶ。12月下旬にも全株式を取得する。金額は非公表。大都の山田岳人社長をはじめ経営陣は12月以降も引き続き大都の経営にあたる。

カインズは2017年から大都と資本・業務提携をしており、カインズが大都の株式の10%強を取得していた。カインズの大型店舗で扱う商品は約10万点で、プロ向けの電子商取引(EC)サイト「CAINZ‐DASH PRO(カインズダッシュプロ)」は約40万点という。大都が建築事業者向けに運営するECサイト「トラノテ」で扱う商品数は400万点以上に上る。

両社は仕入れなどで協力し、実店舗での販売に加えECでの販売を強化する。カインズの25年2月期の連結売上高は5738億円。大都の24年12月期の売上高は80億円。

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