リモートワークの広がりで使われるようになったオンラインチャットのやり取りを分析することで、組織内で孤独感を持つ人を早期に見つけ出せる可能性があります。九州大の研究チームが発表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「チャット分析で職場での孤立察知」を解説します。
Q リモートワークってなんだっけ。
A リモートワークは、会社や学校などに行かず、自宅など好きな場所で仕事や勉強をする働き方です。新型コロナウイルスの流行や、働き方が多様になったことで、リモートワークを導入する企業が増えました。
Q どんなデータを分析したの?
A 九州大の研究チームは、2024年7月の1カ月間、チャットツールの「スラック」で48人がやり取りしたデータを分析しました。
Q どんなふうに分析したのかな。
A メッセージの送信数や「いいね」の数から「貢献度」、会話の濃さや頻度から「隣接度」という指標を作りました。
Q どんなことが分かったの?
A コミュニケーションの量の少なさは孤独感にはつながっておらず、隣接度が高いほど孤独感を持ちにくいことが明らかになりました。
Q 研究成果はどこに発表されたのかな。
A 日本の専門誌「ジャーナル・オブ・インフォメーション・プロセッシング」に掲載されました。
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