炭焼うな富士の「上うなぎ丼」5950円(27日、東京都新宿区)

名古屋を中心に飲食店を展開するかぶらやグループ(名古屋市)はうなぎ専門店「炭焼うな富士」の神楽坂店(東京・新宿)を29日に開く。都内では初めて個室をなくし、立ち寄りやすい店舗とした。同ブランドでは関東3店舗目で、東京への出店は約2年半ぶり。11月には東京オペラシティ(同)にも開業予定で、首都圏を開拓する。

関東では有楽町店(東京・千代田)、東京ミッドタウン八重洲店(東京・中央)の2店舗を展開していた。神楽坂店は個室のない50席の店舗だ。27日に開いた内覧会でかぶらやグループの榎本渉社長は「神楽坂は若年層が増えている印象。うな富士の客単価は6千円ほどと特別な日に手が出せる価格帯で、選ばれやすい」と期待を語った。

同ブランドでは特大の青うなぎを使用し、蒸さずに焼く関西風の「地焼き」という焼き方で高温調理をするのが特徴だ。榎本社長は「名古屋の地焼きうなぎの選択肢は東京では少なく、うなぎの質と味で(他店と)差別化ができる」と自信を見せる。

うな富士は1995年の創業から30周年を迎えた。12月には京都市内にも出店予定で、年内に国内13店舗体制となる計画だ。

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