楽天グループ傘下の楽天シンフォニーは28日、複数メーカーの機器を組み合わせて通信インフラを構築する「オープンRAN(ラン)」をスリランカで試験運用すると発表した。現地通信大手のSLTモビテルに知見や無線製品を提供し、効率的なネットワークの構築や運用を支援する。
楽天シンフォニーとSLTモビテルが覚書を締結した。アンテナからの信号を処理・制御する装置はソフトウエアを活用して仮想化したものを利用する。両社はオープンランをスリランカ全土へと広げていきたい考えだ。
楽天グループは日本で携帯電話事業を始める際にオープンランを導入した。単一のメーカーの機器を使ってネットワークを構築するよりもコストを抑制できるといった利点がある。楽天シンフォニーはベトナムやインドの通信事業者とも同様の覚書を締結しており、技術の海外展開を進めている。
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