 
      北九州市交通局は、市営バス初乗り運賃を現在の190円から240円にする運賃引き上げを九州運輸局に申請した。認可されると2026年春から実施される。消費増税を除く値上げは14年ぶり。人件費や燃料費の高騰が主な理由という。
全路線乗り放題の1日乗車券も700円から1000円に引き上げる。料金改定と同時に、70~74歳対象の割引定期券「ふれあい定期70」や、子ども向けサービスの「こどもミライ割」を新設。こどもミライ割は、土日祝日と長期休暇に小学生が乗車無料、中高生1回の乗車が100円となる。
また、来春から若松区の北九州学術研究都市エリアとJR折尾駅など需要が見込まれる路線を増便する。
市営バスの24年度の収支は市からの補助金約3億円を除けば約2億9000万円の赤字。今回の値上げで約1億1000万円の増収を見込む。【山下智恵】
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