
人工知能(AI)開発の米スタートアップのアンソロピックは28日、都内で開発者向けイベントを開いた。同社のAIサービスの特徴や日本進出の狙いなどを説明した。ダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は「AIの性能の進化は止まる気配がない」と語り、AIへの期待は過剰だとするバブル説を否定した。
アモデイCEOは「期待外れな性能のAIが出るたびにAIバブル説が唱えられるが、我々のAIの性能は順調に伸び続けている」と強調した。アンソロピックは「クロード」と呼ぶ対話型AIを開発する。年内にも新しいバージョンを公開する予定だ。クロードはプログラミングが得意で、米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」の有力な競合サービスとみなされている。
アンソロピックは米グーグルからオープンAIの幹部を経て独立したアモデイ氏らが21年に設立した。このほど日本法人を立ち上げ、米スノーフレイク出身の東條英俊氏が社長に就いた。
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