蓄電池スタートアップのパワーエックス(岡山県玉野市)は28日、INPEXから送電網につないで充放電する電池群「系統用蓄電池(蓄電所)」を受注したと発表した。パワーエックスが自社で組み立てた蓄電池で蓄電所をつくり、土地や周辺設備などとセットでINPEXに引き渡す。同社にとって蓄電所事業は国内で初めて。
栃木県栃木市にパワーエックス製の蓄電池2台を置く。2026年12月に稼働する予定で、公称容量は5400キロワット時。パワーエックスは蓄電池の組み立てから用地取得などを担い、充放電といった電力運用はINPEXが取り組む。
パワーエックスは21年に設立した。玉野市に蓄電池の組み立て工場を持つ。同社の蓄電池はINPEXのほか、石油資源開発や豊田通商子会社で風力発電国内最大手のユーラスエナジーホールディングス(東京・千代田)などが採用している。
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