永谷園がお茶づけ商品に封入している「東海道五拾三次カード」

永谷園は28日、主力の「お茶づけ海苔」など5商品に封入している「東海道五拾三次カード」を12月末の生産分をもって終了すると発表した。応募券を規定枚数集めて送ると、抽選でカードが1セットもらえるキャンペーンが人気を博した。今後は文化の発信の仕方を刷新するという。

「東海道五拾三次カード」の封入が終了する5商品

「お茶づけ海苔」は1952年に発売し、当時は検査の「確認印」を押した無地の検印紙を封入していた。「文化普及の一助になれば」との思いで検印紙に伝統的・芸術的価値の高い絵画を印刷したのが始まりという。

現在実施中の「東海道五拾三次カードフルセットキャンペーン」は2026年8月末まで応募できる。永谷園は「終了はひとつの節目だが、お客様に『文化を味わう時間』をお届けするという想いは変わらない」としている。

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