
日産自動車は29日、自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」で大型ミニバンの新型「エルグランド」を世界初公開した。16年ぶりの刷新で、同車として初めてハイブリッド車(HV)技術を導入した。
エルグランドは同社のミニバン「セレナ」よりも大型のミニバン。高級感ある内装と広い車内が特徴で、いわゆる高級ミニバンにあたる。今回の刷新で4代目となり、26年夏の販売を予定する。価格は今後発表する。
独自のHV技術である「イーパワー」を搭載し、なめらかな加速を実現。後輪の駆動力を高め、カーブの曲がりやすさを向上した。
同日の報道発表会で、日産のイバン・エスピノーサ社長は「国内事業を再始動させるスタートとなるモデルだ」と強調した。
日産は同日、中東向けの大型多目的スポーツ車(SUV)「パトロール」を27年度前半に国内導入することも発表した。同車は中東で人気が高く、以前から国内導入を検討していた。
日産はパトロールを「サファリ」の名称で07年まで販売しており、20年ぶりに国内販売が復活することになる。日産は現在大型SUVを国内販売しておらず、パトロールの導入で大型車需要に応える。国内仕様や価格などは今後発表する。
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