
高速道路3社(NEXCO東日本、中日本、西日本)は29日、深夜割引料金の対象時間の改定時期が2026年度以降になると発表した。NEXCO中日本で4月に発生した自動料金収受システム(ETC)の障害を受け、従来25年7月ごろと見込んでいた改定を延期していた。延期は2度目となる。
新たな深夜割引は対象時間帯を従来の午前0〜4時から午後10時〜翌5時に拡大し、時間内に走行した分のみ割引を適用する仕組み。現在は対象時間帯に少しでも高速道路を走行していれば、すべての走行分に割引が適用されている。改定により割引待ちの車両滞留などを抑止する。
当初は24年度末の改定をめざしており、システム整備の遅れで一度延期された経緯がある。NEXCO中日本の縄田正社長は同日の記者会見で「大変申し訳なく思う。運輸業界の働き方改革を進めるための施策であり、なるべく早く進めなければならない」と話した。
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