リョーサンと菱洋エレクトロを合併する

リョーサン菱洋ホールディングス(HD)は29日、傘下の半導体商社2社を合併すると発表した。2社は2024年4月に持ち株会社としてリョーサン菱洋HDを設立し、経営統合していた。顧客網や販売を集約することで、営業活動の効率を上げる。

26年4月にリョーサンと菱洋エレクトロを合併する。リョーサンを存続会社とし、社名をリョーサン菱洋に変更する。これまで別々で進めてきた顧客開拓や販売機能を集約する。

大企業向けの商材販売が多いリョーサンに対し、菱洋エレクトロは技術支援サービスや保守を得意とする。顧客情報を共有して需要を分析し、新規開拓につなげる。技術ノウハウや人材育成、管理システムなども1社にまとめる。

同日、菱洋エレクトロが人工知能(AI)スタートアップのレトリバ(東京・豊島)と資本業務提携すると発表した。4億円を投じてレトリバの株式の一部を取得する。出資比率は公開していない。企業のAI導入で必要な半導体や実装支援で協業する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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