
国産自転車メーカーのホダカ(埼玉県越谷市)は11月7日まで、東京ビッグサイト(東京・江東)で開催している「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」(会期は9日まで)で、リサイクルアルミを使用した自転車を展示している。日立製作所子会社の日立ハイテク、エイチワンと協力し、3年間の試行錯誤を経て開発したモデルだ。新しいアルミの地金を材料として使う場合と比べ、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を最大97%削減しているという。
開発したのは「ZEEN WIND(ジーンウインド)リミテッドモデル」という自転車。自動車のアルミホイールスクラップをアルミ板にし、今回の自転車のフレームの材料として活用した。自動車製造にも使われる高強度接着剤も用いた。
自転車の変速機を人工知能(AI)で自動制御する「Q'AUTO(クオート)」(シマノが開発)というコンポーネント(パーツ群)を、国内で初めて自転車に導入した。今回のジーンウインドにも、採用している。
同社によると、販売するかは未定。販売事業者や顧客のニーズ、製造コストなどを勘案しながら今後検討していく。
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