小松マテーレは30日、2026年3月期の連結純利益が前期比52%減の14億円になりそうだと発表した。従来予想から11億5000万円の下方修正となる。保有するサステナビリティー関連企業の株式評価損約12億円を特別損失として計上した。同日には200万株、17億円を上限とする自社株買いも発表した。取得期間は11月1日から26年10月31日まで。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比6%増の203億円、営業利益が16%増の13億円だった。欧州向けのラグジュアリー製品や中東向けの民族衣装が好調だった。原料コストの高止まりが続くものの、価格転嫁などで補った。
決算記者会見に臨んだ中山大輔社長は「トランプ関税の影響がじわじわと出始めている。関税に業績が左右されないよう、付加価値の高い素材の提案などで対応する必要がある」とコメントした。
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