T&Dホールディングス(HD)は30日、9月末時点での有価証券の含み損額が約1兆3000億円だったと発表した。金利上昇(債券価格は下落)により、有価証券の含み損が拡大した。
3月末時点での有価証券の含み損額は開示していない。単純比較できないが、T&D傘下のグループ3社合計の含み益を加味した公社債の3月末時点での含み損は約1兆円だった。
満期保有目的で投資する債券の含み損額が2025年3月期の純利益の3割を上回ったため公表したという。T&DHDの25年3月期の純利益は1264億円。有価証券の含み損のうち、満期保有目的債券の含み損額は9月末時点で約770億円だった。
含み損益を時価評価しない責任準備金対応債券の含み損は1兆3000億円弱だった。26年3月期の連結業績予想は据え置いた。
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