
コクヨが30日に発表した2025年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比2%増の167億円だった。国内企業のオフィスの移転や改装に伴う需要が底堅く、主力のオフィス家具事業が堅調だった。原材料高に伴い実施した一部のオフィス家具や文具の値上げも利益率の改善に寄与した。
売上高は5%増の2656億円、営業利益は20%増の214億円だった。オフィス家具や設計の「ファニチャー事業」は増収増益となり、文具の「ステーショナリー事業」は中国経済悪化の影響などで売り上げが減ったものの、値上げが寄与し利益は増えた。
25年12月期通期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比5%増の3570億円、純利益は6%減の205億円を見込む。
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