
企業間の決済サービスを手がけるRemitAid(レミットエイド、東京・渋谷)は21日、コメ兵ホールディングス傘下で中古品販売のコメ兵に国際送金サービスを導入したと発表した。国際送金にかかる手数料を最大で85%削減できる。レミットエイドは年内をメドに、機械部品メーカーなど200社の導入を目指す。
国際送金・振込サービス「海外ラクヤス振込」をコメ兵に導入した。コメ兵が海外子会社の売上高を日本円で受け取りたい際、レミットエイドのサービス上に仮想の法人口座を開設するだけでお金をやりとりできる。
現状では取引量の少ない海外通貨と日本円を交換するには、複数の銀行を経由する必要があり、多額の手数料がかかる。レミットエイドは、同社と提携する海外の資金移動業者と国際送金を実施する。顧客企業が複数の銀行を経由せずに送金できるため、手数料を安く抑えられる。
レミットエイドの試算によると、1000万円分のマレーシアの通貨リンギを国際送金した場合、銀行経由では手数料に約50万円かかる。海外ラクヤス振込では約14万円で済むという。国際決済や送金を頻繁に利用する食品や機械メーカーなどの需要を見込む。
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