東京証券取引所によりますと、先週=8月12日から15日までの4日間で東京と名古屋の取引所で海外投資家が株式を買った額は売った額を5737億円上回り、3週ぶりに買い越しに転じました。
先週は、日経平均株価がおよそ1年ぶりに史上最高値を更新しました。
アメリカの関税措置をめぐる不透明感が後退したほか、GDP=国内総生産の伸び率が市場予想を上回ったことで国内経済は底堅いという見方が広がり、海外勢の積極的な買いが相場を下支えしたことがうかがえます。
一方、個人は、1兆1253億円の売り越しとなっていて、株価が上昇する中、利益を確定させる動きが強まったことがうかがえます。
市場関係者は「以前より先行きが見通しやすくなったことで、日本市場での海外投資家の買いが復活したようだ。このまま買い越しが続くかどうかは、今後のアメリカの金利動向にも大きく左右されるだろう」と話しています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。