サッポロビールが9月に期間限定発売するエビスブランドの「和奏」(21日、東京都渋谷区)

サッポロビールは「エビス」ブランドで国産ホップのみを使った新商品を9月2日に発売すると発表した。3種のホップを使い、生産工程で添加するタイミングを調整し、深みのある苦みとフルーティーで豊かな香りを特徴とする。2026年2月までの期間限定で販売し、15万ケース(1ケース大瓶633ミリリットル20本換算)を目指す。

「クリエイティブブリュー 和奏(わかな)」を発売する。全国販売するエビス商品として国産のみのホップを使うのは初めて。想定販売価格は350ミリリットル缶で税抜き269円。22日から東京・恵比寿ガーデンプレイスで開くビールイベント「YEBISU BEER HOLIDAY(エビスビアホリデー)」では樽(たる)の生ビールを先行販売する。

エビスは130年以上の歴史を持ち、これまで使うホップはドイツ産が中心だった。21日に開いた記者会見で沖井尊子ブランドマネージャーは「日本のビール文化の未来を見据え、国産ホップの価値向上を図る」と話した。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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