シッピオは貿易業務のデジタル化を手がける(写真はサービスのイメージ)

国内のスタートアップが10月27〜31日に発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。

UMAMI UNITED 3億1000万円

植物性代替卵の研究開発に取り組むUMAMI UNITED(ウマミユナイテッド、東京・渋谷)は、ベンチャーキャピタル(VC)のmint、ビヨンドネクストベンチャーズ、SMBCベンチャーキャピタルなどから3億1000万円を調達したと発表しました。調達資金で代替卵の研究を進め、将来は量産を目指します。

Shippio 32億4000万円

貿易業務のデジタル化を手掛けるShippio(シッピオ、東京・港)は、VCのDNXベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資と借り入れで32億4000万円を調達したと発表しました。2030年までに日本を発着する貨物コンテナの3割を自社システムで取り扱えるようにします。

貿易DXのシッピオ、32億円調達 30年に国内貨物コンテナの3割狙う

iFactory 10億円

医薬品などの製造設備を手掛けるiFactory(東京・大田)はVCのグロービス・キャピタル・パートナーズなどを引受先とする第三者割当増資で10億円を調達したと発表しました。調達資金は設備や採用の強化に充てます。

医薬品製造設備のiFactory、10億円調達 VC2社から

アイラト 1億7000万円

放射線治療計画を支援するサービスを開発するアイラト(仙台市)は、VCの三井住友海上キャピタルとSMBCベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当投資で1億7000万円を調達したと発表しました。調達資金は人工知能(AI)技術を使った支援サービスの開発に充てるほか、アジアでの海外展開を準備します。

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