
東京電力ホールディングスは2日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で緊急時に放射線量の計測データを原子力規制庁などへ伝送する装置の一部が停止していたと発表した。伝送装置は柏崎刈羽原発6、7号機で重大事故が起きた際に収束に向けた指揮命令機能を担う5号機の対策施設内に設けられている。
伝送装置の一部停止は東電が保安規定に定める「運転上の制限」から逸脱したことになる。原子力規制委員会に報告した。速やかな復旧を目指し、原因確認を急ぐ。
東電によると、2日午前に5号機の中央制御室にある端末に異常を知らせるメッセージが表示され、装置の不具合が判明した。通常時の放射線量の計測は支障なくできているという。機能が停止した装置については2日午後から復旧に向けた対応を始めている。
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