米日用品大手キンバリー・クラークは3日、解熱鎮痛剤「タイレノール」で知られる同業のケンビューを、負債を含め約487億ドル(約7兆5000億円)で買収すると発表した。両社はいずれも有力なブランドを抱えており、国際展開する健康・衛生分野での競争力強化を目指す。
キンバリーはティッシュ「クリネックス」、ケンビューは、ばんそうこう「バンドエイド」をそれぞれ手がける。買収により日用品などで米国を代表する消費財グループが誕生する見通し。
ケンビューを巡っては、トランプ大統領が9月の記者会見で、有効成分を妊娠中に服用すれば、子どもが自閉症になるリスクが高まると主張し、混乱が広がっている。(共同)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。