大和ハウス工業は4日、米国で戸建て住宅事業を手掛けるレンを買収したと発表した。同社は南部アラバマ州を中心に事業を展開しており、大和ハウスは買収を通して同州へ初進出する。
大和ハウスのグループ会社、米キャッスルロックが1日付で買収した。金額は非公表。レンは住宅の買い替え層向けの高価格帯商品を中心に扱っており、24年12月期の売上高は4700万ドル（約72億円）の小規模メーカーだ。24年度の引き渡し戸数は80戸だった。
大和ハウスは9月にも米国でグループ会社のスタンレー・マーチンを通じてウィンザーから戸建て住宅事業を買収した。米国の戸建て住宅引き渡し戸数を24年の7095戸から、26年に1万戸超へ引き上げる目標を掲げ、積極的にM&A（合併・買収）を重ねている。
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