10月の軽自動車の国内新車販売台数で、ダイハツ工業が首位に立った。2023年に発覚した認証不正問題で販売が落ち込んだ同社が首位を奪還するのは1年10カ月ぶり。10月は5万7817台で、スズキの4万6734台を抜いた。今年6月に発売した新型「ムーヴ」の売れ行きが好調という。

  • 上司は基本「何とかしろ」、相談すると「で?」 禁じ手を生んだ風土

 全国軽自動車協会連合会が4日発表した。ダイハツは、認証不正問題を受けて23年12月に国内全ての完成車工場の稼働を停止。翌24年2月には主力である軽の新車販売台数が1万台を割り、シェアは一時8%まで低下した。

 23年度の軽の新車販売台数で18年ぶりに首位の座をスズキに明け渡し、24年度はさらに差を広げられていた。

 ダイハツは24年5月に全工場で稼働を再開し、徐々に販売台数を戻した。今年6月には認証不正を公表して以降、初の新型車となるムーヴを発売。今年度上半期(4~9月)は国内で6万513台を売り、軽の車種別の新車販売台数で3位となっていた。

 10月の軽の新車販売シェアはダイハツが39.2%で、スズキが31.7%、ホンダが13.8%と続いた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。