SBIホールディングス(HD)は21日、岩手県を地盤とする東北銀行(盛岡市)と戦略的資本業務提携したと発表した。SBIHDは2.95%出資する。地方銀行への出資は2022年の大光銀行(新潟県長岡市)以来、10行目。傘下のSBI新生銀行を中核とする「第4のメガバンク構想」の一環で、地銀との連携が加速している。

SBIHDによる地銀への最初の出資は19年の島根銀行(松江市)。北尾吉孝SBIHD会長兼社長は出資を通じた地銀との連携に関し、これまで「10行まで必ずやる」と表明しており、6年間かけて到達した格好だ。

東北銀側も、SBIHDの株式を1億円を上限に取得する。今後、出資済みの9行でも導入している共同店舗「マネープラザ」を活用した顧客への金融商品提供や資産運用の支援、地元企業を支援する共同ファンド設立などを視野に入れる。

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